今ある常識的な世界から一度身を投げ出す。 〜解剖、生理、病理を勉強する事は何でよかったのか?〜
これらをより深く勉強する事で、
問診や体の動き、歩き方など小さな変化から大きな病気を見抜く技術
が得られたからだ。
薬剤師を仕事をしているとデータが全て、
という考えに陥りがちになる。
検査(血液検査、レントゲン、CT、など)をしてない、
だから何もわからない。
という考えが強い。
この本の中にも次のような内容が描かれている。
「やっぱり採血もしない、レントゲンも撮らない薬剤師に患者の悩みや不安は取れるのでしょうか?」と私(狭間研至Drの事)は薬剤師さんからよくそういう相談を受けます。解剖学、生理学、病理学の知識を基に看護師だって看護計画を立てて、患者さんと向き合うのです。薬剤師にだって、それらの知識があれば出来ると私(狭間研至Drの事)は思う。
自分はそんな事ないだろ?、と僕も昔は感じていた。
しかし、針灸師になってから薬剤師向けの勉強会に
参加するようになってから改めて感じた事が、
そういう検査データのようなわかり易い基準から
なんでも考えてしまう癖がある、という事です。
今ある常識的な世界から一度身を投げ出す。
そうすると同じ世界の見方が大きく変わる。
データがなくても、
問診や体の動き、歩き方、
呼吸の音や仕方、指や手足の変化など小さな変化
から大きな病気を見抜く技術がたくさんある。
もしそこからデータを付け加える事ができるなら、
推測で使っていたデータが
確信のために使うデータへと
大きく見方を変えてくる。
人が考えてる常識は人それぞれ・・。
なので、一概にコレが常識とは僕の言葉からは言えない。
あなたが思っている常識。
そこから違った世界へ一度身を置いてみる。
そうする事で今ある常識を別の角度から見る事ができる。
別の角度から見る事で、
より研ぎ澄まされた自分らしさが見えてくる。
こうやって少しずつ自分を磨き上げていく事
もまた楽しい人生かもしれませんね。