それでも、僕はこの道を選んだ。

多様な価値観を認めよう、そして自分の価値観を軸に生きていこう

薬剤師から鍼灸師へ⑧〜田舎に恩返ししたい〜

前回までの記事の続きになります。

・田舎では薬がないという前提に立つ。
・薬がない中で出来る事はないか。
・田舎と都会の薬局の現場は違う。
・都会と同じような医療の必要性ない。
そんな事を考えながらも、
多くの一般の方と話すことで、
・シンプルに人の悩みに答えたい。
・薬剤師は病気に無知である。
・まずは一歩踏み出してみる。
と思うようになりました。

 

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前回の記事にて、
もう一度一から勉強しないな、
と思うようになりました、
と書きました。

でも、
働きながら学ぶ事もできるんじゃないですか?
仕事の中で得られる事の方が多いんじゃないですか?
という考えもあると思います。

 

確かにその通りだと僕は思います。
薬と病気を関連させていくだけなら、
仕事を続けてた方がよっぽど
学ぶべき事は多かった、と僕は思います。

 

しかし、
薬の流通が良くない場所でも

出来る医療に特化して考えた場合、
病気を知るだけでは足りないと思いました。
なぜなら病気を知るだけでは、
具体的な対処の仕方がわからないからです。
具体的な対処方法なんて大それた事
じゃなくても、
病気と治療に対する不安を与えない、
治療を前向きになってもらう為に自分でできる事、
など自分でも出来るちっぽけな事、
ちっぽけセルフケアみたいな事で、
こういう田舎町でも病気を抱えた人の
不安をぬぐい去りたいなって思いました。

 

実はその根本には
”小さな田舎町で医療を続けてみたい”
という思いは当時から持っていたのです。
だから、
今の仕事と同じ考えではいけないな、
と感じたのです。

 

今の仕事と同じ考えだと、
・いかにして薬の流通を確保するか
・いかに効率良く薬を届けるか
・薬の使い方の正誤性
・いかにして薬を飲み間違えを防ぐか
など・・・
薬の流通の滞りをなくして、
正しく服用できるような考えに
至ってしまいます。

 

でも、
以前の記事に書きましたが、
・田舎では薬がないという前提に立つ。
という考えがないと、
田舎らしい医療にはなりません。
そういう中でできる事を僕は模索したかったのです。
だから、
もう一度基礎から学び直そう
と思いました。

 

 

***合わせて読んでほしいブログ***
【薬剤師から鍼灸師へ①~田舎での薬剤師~】
【薬剤師から鍼灸師へ②~薬のない町の薬剤師~】
【薬剤師から鍼灸師へ③~お話ししか出来ない専門家~】
【薬剤師から鍼灸師へ④~シンプルに人の悩みに答えたい薬剤師~】
【薬剤師から鍼灸師へ⑤~病気に無知でも悲観することはない薬剤師~】
【薬剤師から鍼灸師へ⑥~気軽に健康について聞けるプレイス~】<
【薬剤師から鍼灸師へ⑦~まずは現場に踏み入れてみる事が自分軸作りの第一歩~】