それでも、僕はこの道を選んだ。

多様な価値観を認めよう、そして自分の価値観を軸に生きていこう

薬剤師から鍼灸師へ番外編〜たかがお尻の痛み??〜

前回までの記事の続きになります。
・田舎では薬がないという前提に立つ。
・薬がない中で出来る事はないか。
・田舎と都会の薬局の現場は違う。
・都会と同じような医療の必要性ない。
そんな事を考えながらも、
多くの一般の方と話すことで、
・シンプルに人の悩みに答えたい。
・薬剤師は病気に無知である。
・まずは一歩踏み出してみる。
・いずれ田舎に戻りたい。
と思うようになりました。

 

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今日のお話は病気の話です。
皆さんは”痔瘻”って病ご存知ですか。
文字通り”痔”の一種です。
ウィキペディアにこんな風に書かれています。
https://ja.wikipedia.org/wiki/痔瘻

 

皆さんは、この”痔瘻”という病気を
もしかしたらそこまで大きな病気
ではないように思っていませんか?
だって
”痔”なんて誰だってあるでしょ?
女性なんて当たり前のように
保持している人もいますよね?
なので、
別に大した病気じゃないでしょ?
って考えますよね。

 

ウィキペディア内にこんな一文があります。
痔瘻から癌(痔瘻癌)が発生することもあり、
なるべく早期の診察・治療が望まれる。”

 

たかがお尻の痛みでしょ?
でもたかが痔だけど、癌になるのです。
ウィキペディアで”痔”を検索してみます。
https://ja.wikipedia.org/wiki/痔
そうすると、
”癌が発生する”という一文が
記載されている”痔”の種類は
痔瘻”だけなのです。
他の種類の”痔”にはないんです。

 

さて、
肛門周囲で癌になると何がヤバイのか?
それはリンパ菅が近いからヤバイのです。

 

リンパ菅や血管は全身に回っています。
肛門周囲で出来た癌細胞は、
リンパ液の流れに乗って、
全身行き渡ってしまいます。
そのがん細胞は全身どこへ行くかは
わかりませんが、着いた先で
自らの癌細胞を増殖させていきます。
そして、
新しい癌を生み出してしまいます。

 

つまり
”癌の連鎖をの引き金になる”
のが
痔瘻
という病気なんです。

 

という事で今日はここまで。
たかが”痔”です。
でも”痔”の種類によっては
重大な病気になる事ありますよ、
というお話でした。

 

***合わせて読んでほしいブログ***
【薬剤師から鍼灸師へ①~田舎での薬剤師~】
【薬剤師から鍼灸師へ②~薬のない町の薬剤師~】
【薬剤師から鍼灸師へ③~お話ししか出来ない専門家~】
【薬剤師から鍼灸師へ④~シンプルに人の悩みに答えたい薬剤師~】
【薬剤師から鍼灸師へ⑤~病気に無知でも悲観することはない薬剤師~】
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