それでも、僕はこの道を選んだ。

多様な価値観を認めよう、そして自分の価値観を軸に生きていこう

薬剤師から鍼灸師へ②〜薬のない町の薬剤師〜

前回のブログの続きになります。

・田舎町で都会と同じレベルの医療の提供。
・都会と同じような医療の必要性。
そんな疑問を持ちながら続ける毎日。

 

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当時、調剤薬局は、
医薬品の安定的な供給を図り、
薬を調剤して、
薬の使い方を病院と薬局で
二度チェックするため位置付けでした。
そして、
その調剤を行う技術料と
薬の扱い方の正誤性判断技術に
対価が支払われる仕組みです。

 

でも、なんかおかしいよな〜って今でも思います。
そもそもインフラが整備されている都市部は
医薬品の供給が早く、安定的に薬を生き渡せられます。
かたや田舎はそういうインフラはないので、
薬の供給が滞りやすい。

同じインフラがないのに、
都市部と同じ薬局の機能を
果たすことはできない、と思うんです。
より厳しい環境に置かれている薬局が、
インフラが整っている都市部と
同じ対価で支払う国民皆保険
おかしいよな〜って疑問に感じていました。

 

そんな現実を目の当たりにしながらも、

こういう町で薬剤師として何がでるのか?
と僕自身そんな事を考えてました。

 

そこで、

田舎は薬が供給スピードが全然違うので、
薬がないという前提に立った上で考える
必要があると思いました。

 

なので、
都市部と同じ医療はありえない、
国民皆保険で担保している
どこで受けても同じ医療
という考えは田舎の現場では
ほとんど通用しない、
という側面に立って僕は
一から考えるようになりました。

 

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【薬剤師から鍼灸師へ①~田舎での薬剤師~】